松山暮らしの本音を教えて夫婦の直感で選んだ北条のゆったり感が二人に合う二人で過ごす穏やかな日常と趣味を生かした新たな夢松山市出身の幸司さんと香川県出身の愛実さん。学生時代からの同級生という二人は結婚後、香川県高松市に生活の拠点ができていた。松山移住に関しては、夫婦でとことん話し合ったそうだが、北条地域に決めた理由は二人の直感だという。「たまたま北条で仕事が決まり、周辺で住居を探しました。北条に決めた理由は、鹿島の海がとてもきれいだったから。僕は松山出身ですが、松山の海がこんなにきれいだなんて知りませんでした」と幸司さん。直感で決めたが、住み始めてすぐ北条の多彩な魅力に気付く。「鹿島をはじめ、雰囲気のいい喫茶店やおいしい食べ物、古い町並みなど素敵な場所がたくさんあります。何より気候がよく、また人柄が温かい。都市部から少し離れているので、未開発の良さも残っています」という幸司さん。香川県出身の愛実さんも、「朝夕は通学の子どもたちの声が聞こえ、買い物に行っても気さくに声をかけてくれます。静かだけど、どこかで温かい人たちが見守ってくれているような安心感に包まれて生活しています」北条のゆったり感が二人のペースに合っているようだ。愛実さんは少し足が不自由だが、 国道196号沿いには郊外型の大きなスーパーや広い公園や温泉が揃い、生活するうえで特に困ったことはないという。静かに過ごす時間が好きな二人。休日は周辺のカフェなどでまったりする一方で、幸司さんは地元の野球チームにも所属。愛実さんも趣味の和小物をハンドメイドマーケット「きまぐれ市」に出店するなど、地元の生活にすっかりなじんでいる。今後、幸司さんは「このまま夫婦で穏やかな時間を大切にしながら、ランニングなどの新しい趣味にも挑戦したいです。縁あって北条に住むことになりましたので、地域の活性化などのお手伝いもできれば」と地元貢献にも意欲的だ。愛実さんも「こぎん刺繍やつまみ細工などの和小物の腕を磨いて世界を広げていきたい」と夢を語る。愛実さんの和小物は趣味の域を超えた芸術品だ。インタビュー中も笑顔でアイコンタクトを交わす二人。夫婦のほっこりした空気感と北条地域の雰囲気がいい加減にマッチしている。暖かい気候と、温かい人たちが住む北条地域は、新しく生活を始める人々も温かく包み込んでくれるようだ。20海水浴や釣りなど一年中楽しめる鹿島の砂浜にて愛実さんの和小物はプロ級移住先を見学する時は、平日の日中や夜も訪れておくといいですね。平日と休日の雰囲気の違いなども把握できます。大型店舗や道の駅もあり便利です。たまには車で30分ほどの松山市内中心部までドライブして洋服などのショッピングも楽しんでいます。JR伊予北条駅前のカレー屋さんやカフェ、美しい鹿島や道の駅「風和里」前の海、温泉。温暖な気候が気に入っています。Q 移住者へのアドバイスは?Q お買い物は?Q お気に入りの場所は?
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