イベント2016.10.15〜10.16 「TURNSツアーまつやま 」レポート


移住希望者を対象にした「TURNSツアーまつやま 〜コンパクトシティ松山市の暮らしやすさを現地で体感〜」が10月15日(土)・16(日)の1泊2日で開催されました。このイベントは、松山市への移住を検討している首都圏在住者を招いて、松山の魅力・暮らしやすさを体感してもらうこと、そして先輩移住者と交流してもらい松山のリアルな部分を知ってもらおうというもので、松山市と雑誌「TURNS」のコラボレーションで実現しました。移住希望者を実際に招くツアー形式は今回が初の試みです。
01具体的にUターンを検討中という人、漠然と田舎への移住を考えている人、農業にチャレンジしたくて移住に興味を持った人……、参加のキッカケはさまざま。3歳から60代まで、子どもを含む12名、みなさん関東からの参加です。

まずは松山の名所観光からスタート!

1日目は地元の新鮮な食材が並ぶ産直市「太陽市(おひさまいち)」を見学し、松山のソウルフード鍋焼きうどんの名店で昼食。リフトで「松山城」に登って街並みを眺めたり、商店街を散策したり、街中の交流スペース「てくるん」を訪れたりと、市内中心部を歩きながらコンパクトシティ松山を体感しました。

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「松山城」をはじめとする歴史的建造物と街が共存していること、その距離の近さに驚きの声も。松山に来るのは今回が初めてという参加者も多く、街中から「松山城」が見渡せる風景はとても新鮮に映ったようです。

松山の食を堪能しながら、先輩移住者と交流

12夕食を兼ねた交流会の会場は松山市三番町の「彩花(さいか)」。地魚を使ったボリューム満点の料理が楽しめる居酒屋です。

「改めまして、松山へようこそ。松山では都会の半額くらいで美味しいものが食べられると思います。松山の人は魚が好きで、タイなどが普段から食卓に並びます。今日は地のもので刺身や焼き物、いろいろご用意しておりますので、松山の食を堪能してください」と、松山市の担当から歓迎のご挨拶。
小さなお子さんも参加しているということで乾杯ではなく、「いただきます!」のかけ声で交流会がスタートしました。

16交流会には、県外から松山市に移住した先輩4名もゲスト参加。UターンやIターンで実際に移住した先輩に、リアルな体験談を聞くことができるチャンスとあって、みなさん積極的に質問し、熱心に耳を傾けていました。
移動手段としての車の必要性、仕事、家賃、スーパー、子育てといった生活に欠かせないポイントから、ローカルならではの美味しいグルメネタまで話題は幅広く、松山での暮らしにまつわる具体的な質問が多く出ていました。教えてもらった情報をその場でスマホ検索するなど、貴重な情報シェアの場にもなったようです。

交流会の料理は、愛媛の地魚を中心とした和風コース。
フグのタタキ、カツオ、サワラの炙り、天然ダイの刺身盛り合わせや、ブリ大根とタイのあら煮、ブリの香り焼き、タイめしそしてタコめしなど、瀬戸内の魚の美味しさを存分に堪能できるメニューがずらりと並び、登場するたびに歓声が上がります。

19松山の食を味わいながらみんなでテーブルを囲むひと時。みなさん“移住”という共通のテーマを持って集まっているため、参加者もゲストも和気あいあいと話がはずみ、充実した交流会となりました。

古き良き歴史と新しい人モノが共存する注目の三津浜エリアを体感

202日目は「道後温泉」周辺の散策からスタート。交通の利便性を体感するため、この日は公共交通機関を使って移動しました。

郊外電車に乗って、海沿いのレトロな港町・三津浜(みつはま)へ。
2日目の昼食は半月型が特徴の三津浜焼きをいただきました。
三津浜の先輩移住者と交流したり、町屋バンクを手がける「ミツハマル」のスタッフに話を聞いたり、実際に空き家を見学したり……。移住者に人気の三津浜エリアを散策し、今回のツアーは締めくくられました。

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参加者の声

27小林真純さん(東京都在住)「移住して農業をしたいなと思っていて、まずはツアーでいろいろ見てみようと参加しました。いきなり専業農家になるのはすごくハードルが高いので、仕事をしながら少しずつ農業のスキルを身につけられたら理想。子どもが夏休みの間にしばらく滞在するような、1週間住んでみる体験ツアーがあると嬉しいですね」

28佐々木聡さん(東京都在住)「田舎への移住に興味があって参加しました。松山の中心部は人が多くてちょっとびっくりしたのですが、こういう賑やかな市街地に電車や車ですぐアクセスできるのはいいですね。路面電車やバスも走っていて、便利なコンパクトシティという印象です」