イベント【移住者交流会レポート】住んでみて、やっぱりよかった!松山

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日時:2021年9月18日(土)13:30〜15:00
会場:zoomによるオンライン開催
主催:松山市

廣瀬麻衣

ライター:廣瀬麻衣
宇和島市出身、東京で16年間過ごし、2016年に松山市にJターン。
現在、ライター業を中心に活動中!

移住者同士の繋がりを密にして、もっと松山を好きになってもらいたいと開催された移住者交流会「まつやま日和」。当日は、松山に移住してきたばかりの方から、移住して10年以上の方まで、11名の方にお集まりいただきました。イベントは、終始楽しい雰囲気で進行。「移住してきた方を中心にしたイベントを開催したい!」という主催者側の試みも含め、イベントの様子をお伝えします。

まずは、司会の株式会社アイムービックの町田さんの挨拶からスタート。
「出身は兵庫県、その後大阪に引っ越して9年前に松山に移住してきました。皆さんと同じ移住者です」と自己紹介。
その後、主催である松山市まちづくり推進課の高垣主査より、「移住定住の業務に携わる中で、これから移住したいという人へのサポートはしてきたものの、移住してきた人へのイベントは行ってきませんでした。今回、申し込みされた方もIターンで移住された方が多く、松山でのコミュニティをケアしていきたいと思い開催を決めました。こういった交流会を継続的に行って、松山への定着につなげられたらと思います」と挨拶をされました。

また、事前に申し込みをしていただいた参加者の皆さんには、松山市北条に店を構える「三浦菓子店」のお菓子の詰め合わせをプレゼント。お菓子を食べながらリラックスして交流会を楽しんでいただけるよう、オンラインならではの配慮も!

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運営側の挨拶が終われば、いよいよブレイクアウトルームに移動し、交流会の開始です。1チームは運営側も含め6~7名のグループで構成され、1回20分を3回、自己紹介と各テーマについてお話しをしていきます。

img02当日は、3つのテーマについて実体験や思ったことをお話いただきました。

交流タイム①「移住について」

1回目の交流タイムのテーマは「移住について」
自己紹介で移住して何年目かを伝えた後、移住してきてよかった点・悪かった点、移住先に松山を選んだ理由、移住したきっかけ、移住するまで不安だったことなどを話します。
移住のきっかけや理由は、仕事や結婚、地方で子育てをしたいなどさまざま。しかし、松山で暮らしたかったという意見をたくさん聞くことができました。

移住してみての意見としては、

  • 松山の人は優しい人が多い
  • コンパクトで住みやすい
  • 気候がいい
  • 食べ物が美味しい山や海が近く、教育の面でもいい
  • 生活費が都会とは全く違う
  • 家賃が安い
  • 子どもをのびのびと育てられる環境

といった住んでみて初めて実感できる意見が出ました。

「家賃が安い」というところでは、高垣主査より「県庁所在地でいえば松山は全国で2位の安さで、人口50万人規模の都市にしてはこの家賃の安さは誇れるところ」という補足もいただきました。

また、移住までに不安だった点として、
「移住をして実際に暮らしてみると松山はいいところなのに、その情報が外まで届いてない。そのため、移住後の生活のイメージがなかなかできなかった」
という意見も聞かれ、松山市の職員は真剣に耳を傾けている様子でした。

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松山市の職員も各グループに分かれて皆さんのお話をお聞きしました

交流タイム②「仕事について」

1回目の交流タイムの後、全員ランダムにシャッフルされて別のブレイクアウトルームに移り、2回目の交流タイムがスタートです。2回目のテーマは「仕事について」。移住をする際の大きな問題点ともいえる仕事ですが、現在の仕事、移住した際の仕事の見つけ方、松山で仕事をしてみて実際にどう感じているかなど、仕事での悩みなどを共有しました。

仕事の見つけ方としては、

  • 移住する前の仕事(会社)を続けている
  • 移住をきっかけに就職活動を行った
  • 仕事を決めてから移住をして来た

など、タイプはさまざま。
新型コロナウイルスの影響で、リモートで仕事ができるようになったこともあり、移住前の仕事(会社)を松山で続けている方も。その際の悩みとしては、松山で仕事を見つける必要はなかったものの、松山でのコミュニティが広がらないこと。せっかくだから、こっちでもたくさんの繋がりを持ちたいという意見が挙げられました。中には、「無理矢理にでも時間を作って、松山のためになる仕事をしようと思っています!」という参加者も!

交流タイム③「松山での生活について」

いよいよラスト!3回目の交流タイム、テーマは「松山での生活について」。移住前との暮らしぶりの変化、松山の生活で「ここが良い!」と思うこと、松山の生活で「ここはちょっと・・・」と思うこと、暮らして驚いたことや推しスポットを話しました。

松山での生活については

  • 温泉が近くて日常的に温泉に入れる
  • 神社仏閣が身近
  • 車がなくても自転車で暮らせる、ほどよいコンパクトさ
  • 山も海も自然が近い

など、東京や横浜、また海外からはジャカルタといった大都市から移住された参加者も多く、自然が身近に感じるという意見が聞かれました。「満員電車から解放されただけでも寿命が延びたと思います!」という意見には、「間違いない!」という返事が画面越しに飛び交いました。
逆に「ちょっとここは・・・」という意見では、海洋系生物が好きなお子さんに対して「水族館など海洋系のエンターテイメントが近くにはない」という意見も。

img04最後は笑顔で記念撮影!皆さん大満足のイベントになりました

参加者インタビュー

イベント後に行われた個別インタビューでは、「このような新たな繋がりに飢えていたので嬉しかった」や「楽しくて時間が足りなかった」、「次回の開催を心待ちにしている」といった好意的な意見が多数聞かれました。

参加者アンケート

交流会後のアンケートから、ご感想やご意見の一部抜粋します。

  • もう少し参加者同士がディスカッションできる機会がほしかったです!!ただものすごい楽しかったです。ありがとうございました!!
  • 運営の方の雰囲気がよく、常に笑顔で参加されていて気持ちよく話すことができた
  • 移住者同士とお会い出来て、いろいろ話を聞かせていただいて楽しかったです。事前にお話のテーマを用意していただいたので、助かりました。
  • たくさんの方とお話しすることができました。知らない方ばかりで新鮮でした!
  • オンラインではなく、次回はぜひ直接会える機会があると嬉しいです!!
  • 今回の交流会はオンラインでありながらとても楽しかったです。可能であれば、今後お茶を飲みながらで交流会を参加させていただけたらと思います!

交流会のおわりに

あっという間の90分。「時間が足りない」や「次回は対面で!」、zoomのチャット欄では「飲みに行きたいですね」などと盛り上がりをみせた交流会となりました。最後にLINEオープンチャットを開設し、そこでFacebookやTwitter、InstagramなどSNSのアカウントを交換することで、せっかくできた繋がりがこれっきりになってしまわないような工夫も。
交流会を通じて新たな繋がりが生まれ、参加者に大満足していただけるイベントになりました。大好評だった移住者交流会「まつやま日和」、さっそく来年2月には2回目のイベントを開催予定。移住者同士の繋がりが、ますます盛り上がりを見せること間違いなしです!