イベント「みかんは地域通貨?! 移住者同士のつながりを作って、松山をもっと楽しもう!」

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日時:2022年2月5日(土) 13:30〜15:30
会場:Zoomによるオンライン開催
主催:松山市

廣瀬麻衣

ライター:廣瀬麻衣
宇和島市出身、東京で16年間過ごし、2016年に松山市にJターン。
現在、ライター業を中心に活動中!

移住者同士のつながりを増やして、もっと松山を好きになってもらいたいと企画された移住者交流会「まつやま日和」の第2回が、2022年2月5日に開催されました。大好評だった第1回の交流会に続き参加してくださった方や、移住歴10年以上の方や2021年12月に移住してきたばかりの方まで、バラエティに富んだ移住者が集合。今回の交流会も和やかで活発なやりとりが、終始繰り広げられました。さらにパワーアップした第2回 移住者交流会「まつやま日和」の様子をお伝えします。

まずは、前回同様、司会を務める株式会社アイムービックの町田さんの挨拶からスタート。町田さん自身も移住者で、大阪から松山市に移住してもうすぐ10年とのこと。移住者の目線で自己紹介をされました。
その後、主催である松山市まちづくり推進課の高垣さんが「​​前回、移住者交流会イベントを開催したところ、たくさんの方にご好評をいただき、私たち自身も2回目を楽しみにしていました。新型コロナウイルス感染症の影響でリアルで開催ができなくて残念ですが、今回も楽しんでください」と挨拶を行い、その後、同課職員の白石さんと久保さんも挨拶を行いました。
また、参加者の皆さんには、松山市南銀天街に店を構える「カフェ&バー蒼色の種(そらいろのたね)」のお菓子の詰め合わせが自宅に送られており、お菓子を食べながらイベントを楽しめるという工夫も!

okashi詰め合わせの内容は「白いちじく入りブラックチョコケーキ」「ブラッドオレンジピールとバナナのケーキ」「胡桃とゴルゴンゾーラチーズのスコーン」でした。

運営側・主催側の挨拶とお土産の紹介が終わると、各自でブレイクアウトルームに移動。
いよいよ交流タイムのスタートです!

今回の交流タイムは、テーマ別に用意されたブレイクアウトルームへ自分で移動します。交流タイムは30分。これを2回繰り返しました。

テーマは、
「松山の暮らしで感じたことや変化」
「これからやってみたいこと」
「松山での仕事/探し方」
「お出かけスポット& 休日の過ごし方」
の4つ。

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交流タイムが終わるごとに、ミーティングルームに戻りルーム内で出た意見を発表し合います。さらに、チャット機能を活用し、話している人へのあいづちや補足の説明なども行いました。

chat

交流テーマ「松山の暮らしで感じたことや変化」

首都圏から引っ越してきた移住者からの意見で圧倒的に多かったのは、「通勤」についてでした。満員電車に乗らなくなったことでストレスが減り、通勤時間が短くなったことで睡眠時間が増えたとのこと。また、市内のいたるところに温泉があるため身近な存在になり、行く機会が増えたという意見もあれば、海外からの移住者からは「温泉は恥ずかしくてまだ慣れていません(笑)」といった意見もありました。

交流テーマ「これからやってみたいこと」

このテーマで圧倒的に多かったのは、「農業がしたい」という意見。勉強会などのコンテンツは首都圏にはたくさんあるものの、農業や釣りなど自然の中での体験は、松山へ移住してきたからこそ!もっと自然の中に身を置いて遊んでみたいという意見が多かったです。
交流タイムの中で、「低価格で畑の貸し出しを行なっている人がいる」というネットにも載っていない情報が上がってきたものの、借りる条件は「知り合い(信用できる人)」であるとのこと。人とのつながりの大切さを実感しました。

交流テーマ「松山での仕事/探し方」

移住するにあたって、重要なテーマになる「仕事」においては、転職を機に移住している方、職場に勤めたまま移住してきた方など、テレワークが拡がってきたこともあり働き方も様々。また、フリーランスの方は、コワーキングスペースを利用しながら色々な場所で仕事をしたり、「早めに仕事を終えて温泉に行くこともあります」という意見もありました。また、「今は会社に勤めているものの、ゆくゆくは自分で仕事をしていきたい」と目標を発表する参加者の様子も見られました。

交流テーマ「お出かけスポット& 休日の過ごし方」

移住歴が長い参加者が、最近移住してきた参加者におすすめスポットを紹介している様子が見られたこちらのテーマでは、「どこにドライブに行く?」という話題で盛り上がり、それぞれが、車を使って休日に遊びに行くおすすめスポットを紹介し合いました。八幡浜や大三島の道の駅や観光スポット、地元のお魚の美味しいお店の紹介もありました。また、「友人が松山に遊びにきた時にどこに連れて行く?」という話題でも大盛り上がり。ゲストを連れていくのに面白いエリアは、「三津浜」という意見が多く聞かれました。

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交流会のおわりに

今回の交流会は120分と、前回から30分長くなりましたが、それでも楽しくて、あっという間だった移住者交流会「まつやま日和」。今回の交流会で印象に残った参加者の言葉に「みかんは地域通貨」というものがありました。ご近所さんに「引っ越してきました」と挨拶に行ったら、みかんをもらい、その後もいろんな人からたくさんみかんをいただくということで、このエピソードから、松山の「おすそ分け文化」の話題に繋がりました。他の参加者のエピソードでは「大葉をたくさんもらったからお魚屋さんに大葉をおすそ分けに行ったら、逆にお魚をもらいました」や「松山の物々交換の文化が素敵」など、松山の人の温かさについてたくさんのお話を聞くことができ、人とのつながりやコミュニティの大切さを感じた交流会になりました。
交流会の最後には、LINEオープンチャットを開設し、そこでFacebookやTwitter、InstagramなどSNSのアカウントを交換することで、せっかくできた繋がりがこれっきりになってしまわないような工夫も!

イベント後に行われた個人インタビューやアンケートでは、「思った以上に盛り上がって驚いた」や「次はリアルで開催してほしい」「もっと定期的に開催してほしい」「オンラインイベントがこんなに楽しいとは!」という好意的な意見がたくさん出ました。
最後に高垣さんが「私たち行政側の人間が『松山への移住いいですよ』と言ってもなかなか届くことはなく、実際に移住してきたみなさんに発信していただくことが大切だと思っています。そのためにも、こういう機会をどんどん作っていきたいと思います」と挨拶をして、移住者交流会「まつやま日和」の第2回は終了。この移住ウェブサイト「いい、暮らし。まつやま」でも、「いい、暮らし。まつやま」を実践している移住者のみなさんのリアルな声をどんどんお届けしていく予定です!