イベント2022.9.16~17開催「オーダーメイド型移住体感ツアー」レポート

参加者の希望や都合に合わせて、日程や訪問先などを自由に設定することができる「オーダーメイド型移住体感ツアー」を9月16日、17日の1泊2日で実施しました。
今回は、石川県に住む吉江さんご夫婦の1泊2日のツアーの様子をレポート!
さて、どのような2日間だったのでしょうか?

ご主人の祖母が愛媛県新居浜市出身で、何度か愛媛県に来たことがある吉江さんご夫婦。愛媛県民の人柄や気候が好きで、移住の候補地として考えていた際、三津浜エリアに魅力を感じ、ツアーにご応募されました。ご主人は珈琲の焙煎の仕事をしており、将来は自家焙煎の珈琲豆店の開業を考えているということで珈琲屋を中心に仕事や住まいの相談機関などをご案内しました。

0916_1吉江さんご夫婦

参加者の声

Q.ツアーで印象に残った内容はありますか。
2日目に北条エリアの三浦菓子店さんにお話を伺ったときです。三浦さんに風早珈琲の方を紹介して頂き、お二人の働き方に対する考え方や、ライフスタイルに驚くと共に、移住に対してもっと気楽に考えてもいいのではないかと思えました。
また、今回お会いした皆様が、初対面の私達に親身にしてくださり、松山の人が人情深いと感じました。

Q.松山市のどんなところに魅力を感じましたか?
都市部ですが、近くに海、島、山、温泉街があり仕事も娯楽も両立できる街であるところです。
空港やフェリーなど様々な交通手段があり他県へ移動しやすいところも魅力的でした。

スケジュール 1日目

〇JR松山駅 出発

〇お知り合いのお菓子屋さんを訪問
お知り合いの方が松山に移住して、お菓子屋さんを開いているということで、その方のお店を訪問しました。
久しぶりの再会でびっくりされていましたが、すごく喜んでおり、お知り合いの方からは松山の魅力や生活について聞かれていました。

0916_2お知り合いの方のお菓子屋さんを訪問

〇不動産会社で住宅事情の説明
移住を進める上で、仕事やコミュニティだけではなく、住まいも重要です。松山の賃貸住宅の家賃は県庁所在地の中で2番目に安く、東京の半分以下といわれています。
松山市と連携協定を結ぶ不動産会社で、市内の住まい情報を確認しました。物件や地域の希望を伝えた上で、物件の内容を確認したり、住まいを探すタイミングやオンラインでの内覧など、気になることを質問し、イメージを膨らませていました。

0916_3市内の賃貸情報を確認

〇就職支援機関の概要説明
移住に際し、不安な要素といえば、仕事が挙げられます。
ご主人は移住先で自家焙煎の珈琲豆店の開業を考えているため、松山しごと創造センターでは起業について相談し、起業するまでの流れを確認されました。営業許可等の必要な手続きや松山でのニーズなどについてセンターのスタッフ、中小企業診断士に答えてもらいました。
次に、ふるさと愛媛Uターンセンターでは奥様の就職に関する相談をしました。奥様は福祉関係のお仕事をされており、今までの経験を生かせる求人を紹介してもらいました。いくつかの求人情報を見せてもらい、「自分で思いつかない職種まで紹介してもらえて良かった」と満足されている様子でした。

0916_4中小企業診断士・松山しごと創造センターのスタッフとの起業相談

0916_5ふるさと愛媛Uターンセンター職員による説明を熱心に聞く吉江さんご夫婦

〇アーケード街周辺を散策
1日目の最後は、市内中心部にあるアーケード街周辺を散策しました。松山市中心部の銀天街・大街道は歩行者専用となっており、四国を代表する商店街の一つです。商店街を散策し、どんなお店があるのかを見ながら、近くにある珈琲屋などに立ち寄り、フタッフの方に豆の種類や焙煎の方法などを聞かれていました。

0916_6銀天街を散策

スケジュール 2日目

〇ホテル 出発

〇三津浜散策
伊予鉄道の高浜線で松山市駅から港山駅まで移動し、その後『三津の渡し』で三津浜へ。この渡しは市道で、三津と港山の間約80mを結ぶ渡船で、年中無休・無料となっています。生活の足として地域住民に愛されるとともに、観光スポットとして松山を訪れた方々にも港町の風情を楽しめます。
三津浜に着いてからは、町家バンクを管理運営する「ミツハマル」スタッフに三津浜エリアの特徴を説明してもらいながら、三津浜の街並みを散策しました。古民家を利用しているお店を見せてもらったり、三津浜に移住してきた方のお話を聞きました。

0916_7三津の渡しでの様子

0916_8「ミツハマル」スタッフによる三津浜地区の案内

0916_9先輩移住者寺坂さんのお店『リテラ』を訪問

〇興居島の珈琲屋へ
午後は、様々な地区にある珈琲屋などを巡りました。まずは、高浜港からフェリーで15分の島『興居島』にある珈琲屋『Cotton John Coffee』へ。 オーナーさんは、もともと東京で珈琲屋をしていましたが、地元松山へUターンし、お店をオープン。オープンするまでの苦労や焙煎の方法など様々なことを教えてくださいました。

0916_10興居島の『Cotton John Coffee』へ

〇先輩移住者や珈琲屋オーナーとの交流
移住後に起業した方のお話を聞きたいということで、興居島から北条エリアに移動し、東京から移住された三浦さんご夫婦のお店『三浦菓子店』にうかがいました。三浦さんご夫婦からは、松山へ移住を決めた理由や移住してから起業するまでのお話を聞きました。
その後、三浦さんから近くにある『風早珈琲焙煎所BOWEN』をご紹介いただき、そこでは、北条の魅力や働き方、ライフスタイルについてお話してくださいました。

0916_11『三浦菓子店』で三浦さんのお話を聞く様子

0916_12『風早珈琲焙煎所BOWEN』で北条の魅力を聞きました

〇三津浜の近くにある珈琲屋へ
堀江にある海の駅『うみテラス』に寄り、最後に、三津浜の近くにある『ICOI COFFEE』へ行きました。閉店間際にも関わらず、満席で大人気でした!
お忙しい中でも、ICOI COFFEEの佐々木さんご夫婦がご対応してくださり、三津浜地区周辺でのお店を開業するに至った経緯などお話をしてくださいました。

0916_13海の駅『うみテラス』から忽那諸島を眺めました

0916_14佐々木さんご夫婦とお話している様子

〇JR松山駅で解散

(担当者の声)
吉江さんのご主人は、移住先で自家焙煎の珈琲豆店を開きたいということで、珈琲屋の訪問や先輩移住者・起業者との交流などが多い行程でした。吉江さんご夫婦の希望に寄り沿うツアーにできたことで、吉江さんご夫婦からは満足との声をいただき、嬉しく思います。
これからも移住検討者の希望に寄り添い、松山の暮らしやすさや自然の魅力などをたくさんの方に伝えていきたいです。松山への移住に関して気になることがありましたら、お気軽にお問い合わせください!