お知らせ地域おこし協力隊 活動報告

image001 【藤本隊員(令和3年4月~)】
中島を拠点に活動し、2年目です。初年度は地域の状況把握に努め、自分が「お手伝いできること」、「お手伝いした方がいいこと」、「やれること」等々を整理していきました。
業務経験の長い農園芸分野では、県や農協の指導員の活動支援や、シルバー人材センター等を支援して公設施設や庭園の管理(剪定・伐採・除草等)を行っています。
人口減少による高齢化や空き家等の増加に伴い、様々な分野での人材不足と、管理が不十分な施設・家屋が増加しており、緑地や庭園の維持管理作業の支援需要が増加しています。社会奉仕活動とともに、快適な地域づくりのお手伝いをしていければと考えています。
image013 【齋藤隊員(令和4年4月~)】
中島を拠点に活動中です。地域の活動にも積極的に参加し、現在は中島にある飲食店にて研修を兼ねて島の味を教えてもらう日々です。これまで国内外を食べ歩いた経験を活かし、飲食店開業を目指しています。
また、地域の女性団体「ひめたちはな」のメンバーと島しょ部の特産品の開発など6次産業を推進するため先進地視察を行うなど、地域の方と共に、調査・研究に取り組んでいます。

<共通した活動実績>
①SNSを使った島の魅力や情報発信、広報活動
「松山市地域おこし協力隊」Facebookで、島の魅力やイベントなどの情報を発信しています。
・Facebook投稿(協力隊ページ、瀬戸内・松山里島めぐりページ)
・地域での協力隊活動報告(総代会等)

②地域の行事やイベントに協力、参加
新型コロナウイルス感染拡大の影響で地域行事の多くは中止・延期となっていますが、忽那諸島で開催されている行事等に積極的に参加し、地域住民との交流を深めています。

③移住希望者等への島内案内
島への移住を検討されている方に対して、島内や定住促進施設の案内を行っています。

<藤本隊員の活動実績>
①農園芸に係る活動
(1) 主産物(柑橘類)の生産振興のため、県や農協の生産技術指導担当者の支援 (例)土壌分析
(2) 柑橘類以外の作物栽培に関する助言・支援
(例)
①アボカド栽培 市農業指導センターの指導支援
②落葉果樹等の栽培支援
キウイフルーツ、梨等の栽培に不慣れな住民から問い合わせがあった場合の技術支援
③住民が導入を検討する作物等の紹介、試作
パッションフルーツ、青果収穫用パパイヤ、防風垣兼用サトウキビ他

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②生活環境整備に係る活動
(1) 公共施設の管理     (例)大串キャンプ場、姫ヶ浜海浜施設、アミアゲ海浜施設等
(2) 空き家、高齢者宅の庭園管理(剪定・伐採・除草等)
不在民家や高齢者のみ居住宅の庭園管理は多くを松山シルバー人材センターが受けているが、島しょ部では技能者不足のため作業を支援しています。 
※一部は兼業申請して松山シルバー人材センター会員として支援
(3) 組織的な獣害対策の活動支援
① 中島地区イノシシ被害防止対策連絡協議会の活動支援
(例) 愛媛大学と連携したイノシシの捕獲、調査支援
※ 令和3年9月 狩猟免許(ワナ、猟銃)取得、令和4年1月 猟銃所持許可を取得

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③その他の活動
(1)県立松山北高等学校中島分校の学習支援。
① 地場産小麦を使ったパン作りを目標にした小麦栽培。(6~7月収穫~脱穀、11月播種)
② 校内の菜園管理指導。(5~10月)
③ 参考講義(社会状況、職業について)

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<齋藤隊員の活動実績>
①食に関するイベントの参加(調理補助)
子どもたちが自然体験をする中島プレーパークにて、昼食の調理補助。

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②島内の飲食店での研修
7月より順次島内の飲食店に研修として厨房での調理補助。
島の味覚の追求。食材の仕入れ等を勉強しています。

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③イベントの応援
中島・粟井地区の茶摘みと手もみ体験イベントで、前日の準備と当日の運営を手伝いました。

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(担当者の声)
藤本隊員は、着任から1年半が過ぎ、残り半分となりました。これまで、地域のため、現場に赴き、住民の声を聞きながら、高齢者宅の庭園を剪定するほか、パッションフルーツの試作、地元の高校生との小麦栽培、イノシシ被害防止のための狩猟免許(ワナ、猟銃)を取得するなど、様々な地域協力活動を行っています。そのエネルギッシュな活動には、ただただ感服するばかりです。今後も、藤本隊員の元気が地域に伝わって、より良い暮らしにつながればと思っていますので、引き続き、よろしくお願いします。
齋藤隊員は、移住して半年が過ぎ、少しずつ島暮らしに慣れてきたと思います。コロナ禍ではありましたが、自分の得意分野である料理を生かしてのイベント協力や飲食店での研修などをしながら、地域の方に顔を覚えていただくよう頑張っています。現在は、様々な方とコミュニケーションをとりながら、自分の夢である「海が見える場所でカフェ」の開業を目指して活動していますので、持ち前の明るさを武器に、夢を現実にして、忽那諸島の新たなスポットが増えるよう期待しています。
今後も松山市地域おこし協力隊の活動に、御理解と御協力をよろしくお願いします。