イベント移住者×移住検討者で初交流会! 移り住んだからこそわかる、松山のリアルな魅力とは

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2022年10月29日(土)、移住者交流会「まつやま日和」がオンライン開催されました。

「移住者同士の交流を深めたい」「会社や家以外のつながりがほしい」といった声に応え、定期的に開催している移住者交流会。今回は、県外から松山へ移住を検討している方々も交えてリアルな情報交換・交流をしよう!という初めての試みです。

当日は、すでに移住されている方、移住検討者の30代から70代と幅広い世代の皆さんがオンラインで集い、アットホームな雰囲気のもと、和気あいあいと交流を楽しみました。

<オープニング>

司会進行役は、自身も兵庫県から移住して10年目となる株式会社アイムービックの町田さん。そして、松山市まちづくり推進課から高垣さん、白石さん、久保さんが参加し、「今回は移住検討中の方も参加する初めての試みですが、ぜひいろんな話をしてリアルな松山を知ってほしい」(高垣さん)と挨拶されました。

参加者の皆さんには、松山市から”おやつ”を事前にお届け。江戸時代創業の松山銘菓「薄墨羊羹」から生まれた「ウスズミキューブ」。餡のイメージが変わる、見た目にもPOPでかわいいおやつが、交流会のおともとなりました。

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一口サイズで生チョコのような食感のウスズミキューブ。江戸時代から餡をつくりつづけてきた薄墨羊羹による新しいスイーツブランド「餡ファン」では、暮らしの中で気軽に餡を楽しめるスイーツが続々と登場しています。

<交流会>

あいさつの後は、先輩移住者と移住検討者がほどよく混ざる形でルームに分かれ、いよいよ交流会スタートです。

今回の交流会は、これまでのアンケートなどでもらった、「移住のいいところ、悪いところは?」「松山の安く楽しめるおすすめスポット」「コミュニティや仕事の探し方」といった質問も参考にしながら、参加者同士が気軽に交流できるよう、フリーテーマとしました。

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最初は緊張感の漂うスタートでしたが、交流会ではうってかわって大盛り上がり。それぞれのルームで気になる話題や質問が飛び交い、皆さんすぐに打ち解けていきました。

ここで、各ルームで盛り上がった一部トピックスをピックアップします!

交流会ルーム その1

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子育て世代が集まったルームでは、先輩移住者から子育てを含めた松山生活についての有益な情報やアドバイスが飛び交いました。

移住先での子どもの教育は大きな関心事。これから移住を検討される方から「松山の教育って実際どうですか」といった質問が飛ぶと、先輩移住者から「時間割が日によって変わるのに驚いた」「わりと学力重視なところも多い印象」、また「学校以外でも、自然から学べることもたくさんある」という声があがりました。

さらに、住まい探しに関連した、地域とのかかわり方ついての質問では、「趣味や好きな事でつながり、移住者以外のコミュニティも大切にするといい」「住む場所は、最初は転勤族の多い市内からスタートして、落ち着いてから郊外へ引っ越すのもあり。時間をかけて地域になじんでいければ」などといったアドバイスもありました。

交流会ルーム その2

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別のルームでは、松山での暮らし方・働き方がテーマに。住まいを選ぶ時、暮らし(住む場所)で選ぶのか、ビジネス(働く場所)で選ぶのかで生活環境も変わってきます。人気スポット・三津浜や堀江にも、移住検討者たちの熱い視線が注がれていました。

ただ、郊外では電車やバスといった公共交通機関の本数が少なく、「住環境として不便はないのか?」といった質問も。これについては「確かに本数は少ないが、住んでみれば案外皆さん慣れていく。そこに合った生活になっていくのでは?」と松山市の久保さんが回答。また、「自転車があれば、だいたいどこでも行けるから大丈夫」というポジティブな意見も聞かれました。

さらに、おすすめの不動産屋さん(担当者名まで!)や、実際に松山に足を運んで調べてみる時に利用するといい宿泊情報などの提供もあり、メモを走らせる方も多数いらっしゃいました。

<クロージング&ふりかえり>

「いつも盛り上がった頃にタイムアップ(笑)」と町田さん。あっという間にクロージングの時間となり、まだまだ話し足りないといった様子の参加者の皆さんからは、「移住者だから話せることもある。もっとこういう場があってほしい」「住まい探しの参考になった」「すぐには動けないが、前向きに検討したい気持ちが高まった」など、嬉しい声がたくさん聞かれました。

最後に、職種・職域を超えて集まるコミュニティの紹介や地域おこし協力隊の募集、また、今後も交流を深めたい人たちに向けLINEオープンチャットなどが紹介され、交流会も盛会のうちに終了となりました。

<参加者インタビュー>

交流会終了後、何人かの方に感想を伺ったところ、移住検討者の方からは「最初は緊張もあったが、いろんな話が聞けてとても楽しかった。松山の良さが改めてわかった」「早く松山に移住したい」とリアルな情報交換に刺激を受けた様子。また、移住者の方々からは「(まだ具体的には考えていないが)松山移住に関心があるという人たちにも、こういった場があることを知ってもらいたい」「交流が深まっていけば、もっと松山暮らしが楽しくなると感じた」など、今後のコミュニティの広がりを予感させる感想が聞かれました。

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今回、改めて感じたのは松山移住者の”松山愛”の強さ。「人が穏やかで優しい」「海も山もあり、都会と自然がほどよくミックスされていて快適」など、松山をポジティブに表現される方が多数おられ、移住後、それだけ充実した暮らしを実現していらっしゃるんだな、と感じました。

一方で、地域との距離感はどうしても感じてしまうという移住者の声があるのもまた事実。こうした移住者同士の情報交換や交流が活発になれば、暮らしの満足度もまた、高まっていくに違いありません。

次回の「移住者交流会まつやま日和」は、2月に開催予定。もっとつながりが欲しい、松山のことをもっと知りたい、と思われる方はぜひ、次回のご参加をお待ちしています!