興居島、中島の二島を巡り、先輩移住者との交流やお試し移住施設の見学、みかん収穫体験など、リアルな松山の島暮らしが体感できる「まつやまの里島暮らし体感ツアー」を12月3日、4日の1泊2日で開催しました。
首都圏在住の移住検討者15名をご案内した当ツアー！島暮らしへの距離がグっと縮まる2日間となりました。

スケジュール　1日目

〇松山空港 集合

空港でお出迎え

〇三津浜エリア散策
初めに訪れたのは、空港からバスで10分、三津浜エリア。
港の中で三津浜と港山を結ぶ市営の渡し船「三津の渡し」に乗船。この渡し船は、室町時代に物資や食料の輸送に使われていたのが始まりといわれ、500年を経た現在も、地区住民の生活に欠かせない足となっています。船上から三津浜の風景を楽しむことができました。
その後は、三津浜を散策。三津浜は、古くは松山の海の玄関口として栄えた港町で、近代建築や古民家などレトロな雰囲気が多く、そこに惹かれて移住、起業される方が多いエリアです。レトロでのんびりした街歩きを楽しみました。

市営の渡し船「三津の渡し」に乗船

古民家カフェなどが多く、思わず散歩したくなる街並みです

〇フェリーで中島へ
いよいよ中島に上陸です。中島は三津浜港からフェリーで約1時間の距離。
中島の港では現地の先輩移住者によるバンド演奏でお迎え！島のあたたかい歓迎に参加者も大喜び。島内は移住者のサポートなどを行なう NPO法人「農音」の木室さんがご案内。
中島大浦地区の街並み、スーパー、ホームセンターで生活環境を確認。参加者は「島ひじき」など島ならではの食材を見つけて、ご満悦な様子でした。

現地の先輩移住者によるバンド演奏でお迎え

現地の方とパシャリ

NPO 法人「農音」木室さんによる案内

スーパーで島の物価を確認

〇先輩移住者たちを訪問、お試し移住施設の見学
続いて、地域おこし協力隊OBの山田さんが古民家を改装して開業したベーカリーカフェへ。山田さんは、「大好きな瀬戸内海でパン屋をやりたい」との思いから、中島に移住されたため、移住までの経緯や感想などを聞きました。島で仕事するのには、開業も選択肢の１つとなります。
その後は、先輩移住者が働いている、みかんの集荷場へ。島での暮らしぶりや移住の経緯などを質問し、リアルな島暮らしに触れていました。

その後は、神浦こうのうら地区にあるお試し移住施設「神浦定住促進施設」へ。教員住宅を改修したこの施設は、
目の前に瀬内海が広がる絶好のロケーションで、徒歩での魚釣りも可能です。最長1年間利用できるので、地元の人との関係性をつくるのにもってこいです！

地域おこし協力隊OBが開業したベーカリーカフェを訪問

地元の食材を使ったパンは絶品です♪

先輩移住者の生活ぶりを確認

お試し移住施設「神浦定住促進施設」を内覧

〇先輩移住者との交流会
地域おこし協力隊員、先輩移住者などに参加いただき、交流会を開催。実際に移住した先輩に、子どもの教育環境、通勤事情など、島暮らしをする上で気になることを積極的に質問していました。みなさん「移住」という共通のテーマをもって集まっているため、話がはずみ、有意義な交流会となりました。

先輩移住者の話に熱心に耳を傾ける

みかんを手元に交流しました

〇ほしふるテラス姫ケ浜で宿泊
島での宿泊は、ほしふるテラス姫ケ浜で。海辺まで徒歩1分の立地で、キャンプや海水浴、バーベキューなど、様々なアクティビティが体験でき、ワーケーションもできる宿泊施設です。目の前がビーチなので、お手軽ビーチリゾート気分を味わえます。
夕食は、島で獲れた季節の食材を使った料理を堪能しました。

「ほしふるテラス姫ケ浜」は全室オーシャンビュー

島で獲れた魚介類をふんだんに使った夕食は絶品です

スケジュール　2日目

〇みかん収穫体験
2日目は、みかん収穫体験からスタート。中島は、山の斜面にみかん畑が広がり「みかん花香る島」とも呼ばれてきた柑橘栽培の有名な島です。「温州みかん」をはじめ、愛媛が誇る数々の品種が伸び伸びと育っています。地元農家さんに美味しいみかんの見分け方を伝授してもらい、収穫開始。もぎたてみかんの美味しさに、皆さんいい笑顔！また、ハウスでは紅まどんなを試食。ゼリーのような柔らかい果肉が特徴の高級柑橘の美味しさに、大満足の様子でした。収穫体験を通じて、地元の農家の等身大の暮らしや島の文化を身近に感じることができました。

地元農家さんにレクチャーしてもらい、収穫開始

もぎたてみかんにご満悦の様子

ハウスでは紅まどんなを試食

〇お試し移住施設「ハイムインゼルごごしま」見学
中島をあとにし、高浜港からフェリーで15分ほどの興居島へ！昼食は島ひじきの天ぷらが乗った「島うどん」を食しました。昼食後は、空き家バンク担当者に協力いただき、空き家物件を内覧しました。オーシャンビューのロケーションにあわせて、家賃の安さもあり感嘆の声が上がっていました。
その後はお試し移住施設「ハイムインゼルごごしま」に移動し、先輩移住者の赤木さん夫婦と交流。赤木さん夫婦はハイムインゼルごごしまの入居者で、施設退去後、島内に居住されました。島での日々の暮らし、仕事の探し方、住まいのことなど、リアルな島の生活について、質問が飛び交いました。ご主人は島外に働きに出ているという話を聞き、興居島ならではの暮らし方ができると実感した様子でした。

興居島名物のひじき天とワカメが乗った「島うどん」を堪能

空き家バンク担当者の方に物件を紹介してもらいました

赤木さん夫婦には、リアルな島の生活についてお話いただきました

〇松山空港 解散

参加者の声

高橋さん家族（東京都在住）

夏休みに愛媛県内を旅行し、瀬戸内海の景色、満天の星空、人のあたたかさにふれ、とても大好きになりました。これまで色々なところを旅行し、移住先を探してきましたが、これほどまでに私たち夫婦の心を打った場所はありませんでした。豊かな自然環境と人のあたたかい関わりの中で子育てをしたいと考え、今回参加しました。
先輩移住者の熱い思い、添乗員の方の心のこもった案内、島民の方のブラスバンドによる大歓迎。人の思いが強いツアーで、忘れられない思い出になりそうです。

石川さん家族（東京都在住）

2019年に旅行で中島に泊まり、気に入ったため、今回参加しました。
色々な立場の方のお話が聞けて、移住について具体的にイメージを膨らますことができました。すぐにではないですが、何らかの形で愛媛・松山に関わっていきたいです。