トピックス
お知らせ地域おこし協力隊 活動報告
【藤本隊員(令和3年4月~)】 中島を拠点に活動し、2年近くになります。この間できるだけ地域の生活を観察し、住民の方々のお話を伺って、「地域の役に立てることは何か」を常に考え、できるだけ行動に移してきました。 業務経験の長い農園芸分野では、愛媛県や農協の指導員の活動支援や、公共施設や庭園の管理(剪定・伐採・除草等)を行っています。 人口減少による高齢化や空き家等の増加に伴い、様々な分野での人材不足と、管理が不十分な施設・家屋が増加しており、緑地や庭園の維持管理作業の支援需要が増加しています。隊員として残された1年間も社会奉仕活動とともに、快適な地域づくりのお手伝いをし、これまで以上にチャレンジしていきたいと思います。 |
【齋藤隊員(令和4年4月~)】 中島を拠点に活動し、1年近くになります。島内の飲食店での調理研修や地域の活動に積極的に参加し、島のことを教わりながら、有意義な日々を過ごしています。これまで国内外を食べ歩いた経験や調理師免許、野菜ソムリエ、フードコーディネーターの資格を活かし、飲食店開業を目指しています。 2月には、島内で「おかしづくり」イベントを開催し、地域の方々と交流を深めることができました。今後も、食を通じたイベント交流会を定期的に開催したいと思っています。 |
<共通した活動実績>
①SNSを使った島の魅力などの情報発信、広報活動
「松山市地域おこし協力隊」Facebookで、島の魅力やイベントなどの情報を発信しています。
・Facebook投稿(協力隊ページ、瀬戸内・松山里島めぐりページ)
・地域での協力隊活動報告(総代会等)
②地域の行事やイベントに協力、参加
忽那諸島で開催されている行事等に積極的に参加し、地域住民との交流を深めています。
③移住希望者等への島内案内
島への移住を検討されている方に対して、島内や定住促進施設の案内を行っています。
<藤本隊員の活動実績>
①農園芸に係る活動
(1) 主産物(柑橘類)の生産振興のため、県や農協の生産技術指導担当者の支援 (例)土壌分析
(2) 柑橘類以外の作物栽培に関する助言・支援
(例)
①アボカド栽培 市農業指導センターの指導支援
②落葉果樹等の栽培支援
キウイフルーツ、ウメ、クリ、ナシ等の栽培に不慣れな住民から問い合わせがあった場合の技術支援
③住民が導入を検討する作物等の紹介、試作
パッションフルーツ、青果収穫用パパイヤ、防風垣兼用サトウキビ他
②生活環境整備に係る活動
(1) 公共施設の管理 (例)大串キャンプ場、小学校跡地、津和地診療所、中島支所等
(2) 空き家、高齢者宅の庭園樹管理(剪定・伐採・除草等)
多くを松山シルバー人材センターが受けていますが、島しょ部では技能者不足のため作業を支援しています。
※一部は兼業申請して松山シルバー人材センター会員として支援
※整枝・剪定、刈込み等:45件(R4.4月~R5.1月)
(3) 安居島環境整備(山道の剪定・伐採・除草等)(R5.2月)
(4) 組織的な獣害対策の活動支援
中島地区イノシシ被害防止対策連絡協議会の活動支援
※猟銃による捕殺(止射)25頭、わな猟3頭/10カ所(R4.4月~R5.1月)
③その他の活動
(1) 県立松山北高等学校中島分校の学習支援。
① 地場産小麦を使ったパン作りを目標にした小麦栽培。(6月収穫、7~10月脱穀、11月播種)
② 参考講義(地域おこし協力隊の活動内容や社会人として自分が経験したことについて)
(2)市立高浜小学校での総合学習支援。
講師として出向き、地域おこし協力隊の取組みを紹介。
<齋藤隊員の活動実績>
①食に関するイベントの参加(調理補助)
地域の方々との交流を目的に、「おかしづくり」イベントを実施。笑顔いっぱいの楽しい会となりました。
②島内の飲食店での研修
8~9月に、島内の飲食店(2ヶ所)研修として厨房での調理補助。
島の味覚の追求。食材の仕入れ等を勉強させていただきました。
③イベントの出展
11月に東京で行われた島しょ部の自治体が集う「アイランダー2023」、12月に大阪で行われた移住相談会「愛あるえひめ暮らしフェア」へ出展し、 忽那諸島の魅力を発信。
藤本隊員は、着任から2年近く経ちました。これまで、地域のため、現場に赴き、住民の声を聞きながら、パッションフルーツやアボカドの試作、地元の高校生との小麦栽培、愛媛大学と協力し、イノシシの捕獲・調査など中島イノシシ被害防止対策連絡協議会の活動支援等、様々な地域協力活動を行っています。そのアクティブに活動する姿に感銘を受けています。隊員として残り1年になりますが、今後も、藤本隊員の活動が、地域のより良い暮らしにつながればと思っていますので、引き続き、よろしくお願いします。
齋藤隊員は、移住して約1年が過ぎ、積極的に地域の方々と交流をしていることで、少しずつ地域に溶け込んできたと感じています。また、自分の得意分野である料理を生かしてのイベント開催や飲食店での研修などをしながら、自分の夢である「海が見える場所でカフェ」の開業を目指して一歩ずつ前進しています。持ち前の明るさを武器に、夢を現実にして、忽那諸島の新たなスポットが増えるよう期待しています。
今後も松山市地域おこし協力隊の活動に、御理解と御協力をよろしくお願いします。