INTERVIEW百色移住インタビュー

長年のアメリカ暮らしから日本へIターン。道後温泉旅行で気に入った松山で充実のセカンドライフ

岡井利之さん・妙子さん

退職後は日本でのんびり暮らしたい

岡井利之さん、妙子さんご夫婦が愛犬のナナちゃんとともに松山へ移住したのは2022年。それまでは大手企業の駐在員として、36年間アメリカで暮らしていた。「アメリカでは仕事や子育ての状況に合わせてヤドカリのように住まいを変え、家に執着することはありませんでした」と利之さん。そんな利之さんが「退職したら日本でのんびり暮らしたい」という夢をかなえる場所として選んだのが、縁もゆかりもない松山市だった。

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道後温泉目当てで訪れた松山が移住候補地に

きっかけは2019年に訪れた四国旅行。利之さんの「一度は道後温泉に入ってみたい!」という思いで実現した旅行だった。「松山は適度に都会で、適度に田舎。会う人会う人みんな親切で、食べ物はおいしい。その上気候もよいとくれば、住むのにもよいのではないか?」と、松山市への移住を真剣に考えるようになった。

たくさんの情報を吟味し、松山への移住を決意

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その後、ご夫婦はアメリカで本格的に日本での移住地選びを始める。妙子さんは以前テレビで見た路面電車が走るノスタルジックな松山の風景に憧れを抱いていた。しかし「憧れだけでは暮らせない」と考え、専門家の意見など、さまざま情報を収集。ほかの候補地と比較検討する中で、ふと目にした記事が松山への移住を決定的にしたという。「その記事には50万人くらいの規模の都市が住みやすいと書いてあって、その代表例として松山市の名前が上がっていたのです。あ、やっぱり私たちの選択でいいんだ!と、背中を後押しされたような気分でした」と妙子さん。

山あり谷あり。それでも松山へ移住を

しかしながら「いざ、移住!」という段階になったとき、世界はコロナ禍に。アメリカからの家探しはメールでのやり取りが中心となり難航。しかし移住への決意が揺るぐことはなく、家はまだ決まっていない状態で荷物を船便で送り出し、まずは松山市内のホテルに泊まっての家探しを始めた。「引っ越し先も決まらないままでの移住なんて、行き当たりばったりのようでもあったのですが、その都度情報を集め、よく吟味し、最終的に理想の住まいを見つけることができました」と妙子さん。

便利で快適。想像以上の松山セカンドライフ

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賃貸マンションでの借り暮らしを経て、住居に決めたのは松山市の中心部。「百貨店やスーパーなど歩いて行ける範囲でなんでも揃う。お気に入りの路面電車も、街の中心部を走るので移動がとっても便利」と妙子さん。利之さんは「大きな病院が近くにあって安心できる点もとても気に入っている」。そして何より楽しんでいるのが二人揃っての外食。ふらりと近所に歩いて行って、おいしい料理とお酒をちょっぴり。なじみのお店もできつつあって、交友関係の輪も広がっている。

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「松山ではホッとした気分に包まれ、のんびり幸せに暮らしています」と利之さん。これまでのキャリアを生かし、コミュニティーのためのボランティア活動にもいそしんでいる。その幸せオーラとご夫婦の人柄に引き寄せられるように、国内で暮らすお子さんやアメリカの友人が、岡井さん宅に泊まり松山観光を一緒に満喫している。「今の住まいに引っ越して以来次々と来客があって、まるでゲストハウスのような状態なんですよ」と笑顔で話す妙子さん。はじめての土地でのはじめての暮らし。移住前の想像以上に今の松山の暮らしを楽しんでいる。

松山暮らしの本音を教えて

Q 松山を選んだわけは?

人柄の良さ、コンパクトシティ、景色、台風が少ない、おいしいもの、温泉など、理想の街だと思うには十分な理由がありました。移住後は理想以上の毎日を過ごしています。

Q 移住者へのアドバイスは?

のんびり穏やかに暮らすにはぴったりの街です。松山は基本的には車社会なのですが、中心地なら車がなくても生活に不便はありません。免許のない方、返納した方にもおすすめです。

Q びっくりしたことは?

新鮮な魚や野菜など、とにかく何を食べてもおいしい。しかもリーズナブル!自宅から徒歩圏内にたくさんのお店があるので、夫婦で居酒屋での夕食を楽しんでいます。

岡井利之さん・妙子さん

関西出身の利之さんと、関東出身の妙子さん。アメリカで36年間暮らした後、退職を機に松山へ移住。

移住時の年代
70代~
家族構成
夫婦と愛犬
移住スタイル
Iターン
移住時の年代
70代~
家族構成
夫婦と愛犬
移住スタイル
Iターン