移住者インタビュー
INTERVIEW百色移住インタビュー
子育て重視の移住地選び。移住ツアーへの参加が移住への決め手に
子どもが小学校にあがる前の移住を決意
東京で総合格闘家として活躍していた越智晴雄さん。妻の由貴さん、4歳の喜一くんと2023年3月に松山に移住した。
晴雄さんは愛媛県の西条市出身で、プロの格闘家としての活動は15年ほどの現役の選手だ。当初は引退してから愛媛へ移住しようと考えていたが、子どもが小学校に上がる前に移住した方がよいと早めの移住を決意。由貴さんは北海道出身。厳しい冬を知っているだけに、1年を通して気候が穏やかな場所で子育てをしたいと考えていた。
晴雄さんの出身地である西条市への移住も考えたが、「ジムをオープンしたい」という夢をかなえるため、人口の多い松山市への移住を検討することにした。
インターネットをフル活用して情報収集
移住地の情報収集を担当したのは由貴さん。松山市内のどのエリアがよいか、松山市の総合防災マップのハザードマップを熟読。実際はどんな町並みかを地図のストリートビュー機能で入念に確認しながら候補地をしぼった。
由貴さんは車を運転しないため、自転車で移動できる範囲内ですべてが揃うことも大切な条件だった。「松山市は車社会と聞いていましたが、自転車だけでも生活できるエリアを見つけました」と、希望するすべての条件を満たす城北エリアを候補地に選んだ。
決め手は移住体感ツアー
松山への移住をリサーチする中で興味を抱いたのが、「まつやまオーダーメイド型移住体感ツアー」だ。これは松山市主催のツアーで、日程や訪問先などを自由に設定することができる。
「移住コンシェルジュにメールやZOOMで相談する中で、ツアーの募集が始まったことに気づき、すぐに申し込みました」と由貴さん。「移住体感ツアーへの参加はインターネットで調べた情報の答え合わせのつもりでした。希望した場所以外にも、移住コンシェルジュに提案された松山総合公園や杖ノ淵公園も訪れ、インターネットから得た情報以外のことも知ることができました。家族で参加したことで新たな気づきも得ることができ、移住の気持ちが固まりました」。
大好きな格闘技とのびのび子育ての穏やかな日々
松山市への移住から4ヶ月後、晴雄さんは学生時代の空手仲間と一緒に「Little Giant Gym(リトルジャイアントジム)」をオープンした。子どもの頃から格闘技が好きだった晴雄さんのモットーは「楽しく健康になる」。格闘技、空手、ボクシングを取り入れたトレーニングで、初心者や女性、経験者まで個人に合わせた内容で格闘技の楽しさを伝えている。
休日は喜一くんと一緒に家族でお出かけ。海・山、どちらにもひょいっと出かけられるのが松山市の魅力だという。「東京は公園も多いけれど集まる人も多く、ごった返しの中で遊ぶこともありました。松山市では広い公園が貸し切り状態の日もあったりして、なんだか贅沢な気分になることも」。のびのびと遊ばせることができる子育て環境に満足している。
松山暮らしの本音を教えて
Q お気に入りの場所は?
興居島や鹿島など、自然豊かな島へ遊びに行けるのが気に入っています。日帰り旅行気分も味わえて、小さな子どもと出かけるのにぴったりです。あと、車がなくても暮らしやすい城北エリアも気に入っています。
Q 移住者へのアドバイスは?
子育てにはとてもよい環境。保育所探しは、預けられる時間やお弁当が必要か否かなど、地域によっての「当たり前」が違うのでしっかり確認を。可能であれば実際訪れて、保育所を見学してみるとよいと思います。
Q びっくりしたことは?
梅雨が快適。松山で暮らしている方が聞くと驚かれるのですが、東京での暮らしに比べるととても過ごしやすいです。もうひとつは、食べ物。肉も魚もおいしくて、コスパも抜群!
越智晴雄さん・由貴さん・喜一くん
愛媛県西条市出身の晴雄さんと、北海道出身の由貴さん。格闘技を通じて出会った2人は、のびのび子育てできる松山市への移住を決断。
- 移住時の年代
- 30代
- 家族構成
- 夫婦と子供
- 移住スタイル
- Uターン
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