INTERVIEW百色移住インタビュー

転勤族だからこそ実感。おもてなし文化が息づく「永住したいまち」

一杉和宏さん(東京都出身)/妻 奈津加さん(熊本県出身)/長男・龍矢君/長女・晏菜ちゃん

松山の一番好きなところは「人の良さ」

全国を転々としてきた転勤族の一杉さんファミリーは、平成26年3月、和宏さんの転勤で松山に移り住んだ。これまでの転勤先では、一から人間関係を作るのが大変で、不安に感じていたが、松山に来たときは様子が違ったという。

「とにかく人が親切なんです。まずそれを感じたのはタクシーの運転手さん。初めて来た時、松山について色々教えてもらいました。引越業者さんも丁寧でした。公園で知り合った方や近所の方も優しく受け入れてくださって」。

松山で知り合いを増やすために、毎日3人以上に声をかけるようにしているという奈津加さん。引っ越してきて間もないころに公園で話しかけた方とは、今でもお付き合いが続いている。「松山の人はどうして親切なのかな」と不思議に思って、地元の方に尋ねたところ、「四国遍路のお接待文化があるからでは?」という答えが返ってきた。

「他県から来た人を見ると、松山の人は何かしてあげたいと自然に思うそうなんです。一時期、『お・も・て・な・し』がもてはやされましたが、松山ほど、おもてなし文化が暮らしに根付いている土地は見たことがありません」

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ゆったりと足湯につかる一杉さん親子

日本一ゴミの量が少ない松山市にびっくり!

生活し始めて気づいたことがある。それはカラスが少ないこと。

「これまで住んでいた土地では燃えるゴミにきちんとネットをかけないとカラスがつついて大変でしたが、現在のゴミ置き場にネットはありません。それでも町がきれいで気持ちよく暮らせます」

それもそのはず。松山市は人口50万人以上の都市で市民1人1日当たりのゴミの排出量が日本一少ない。松山市民の意識の高さに驚き、市民となったからには貢献したいと細部にわたって分別するようになったそうだ。

休日は趣味の温泉巡りや鯛釣りを満喫

家族揃って温泉が好きとあって、週に一度のペースで温泉に通っている。

「道後温泉本館は旅行気分に浸れるので気に入っています。市内各所にある温泉にもよく行きますが、どこも泉質が良くてお肌がつるつるになるのでいいですね」

趣味は温泉だけではない。和宏さんの趣味は釣りで、中でも愛媛の県魚である鯛を釣るのが大好き!三津浜港から船で釣島方面に出かけて色んな魚を釣っては、ご近所にもおすそわけしている。

人付き合いだけでなく趣味まで満足できる環境とあって、様々な地域を見てきた一杉さんご夫婦でさえも「永住の価値がある!」と思うほど松山暮らしを気に入っている。

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公園の遊具で遊ぶ一杉さん親子

松山暮らしの本音を教えて

Q 移住者へのアドバイスは?

ゴミの出し方については越してくる前に少し調べておくとスムーズかもしれません。引越しの際はゴミが結構出るので、先に処分をしてくるのも手だと思います。

Q 子育て環境は?

保育園でも送迎バスがあること、幼稚園でも夜まで預かってくれるなど、とても充実しています。しかも値段が安い! 周りの転勤族仲間もその安さと便利さに驚いています。

Q お気に入りの場所は?

道後公園です。広いのにきちんと整備されていて、芝生もいつもきれいです。遊具や広場もあって、子どもを遊ばせるのにちょうどいいので、しょっちゅう出かけています。

 

一杉さん一家

夫 和宏さん(東京都出身)、妻 奈津加さん(熊本県出身)、長男・龍矢君、長女・晏菜ちゃん。和宏さんの転勤で静岡県浜松市から移り住む

移住時の年代
40代
家族構成
夫婦と子供
移住スタイル
Iターン
移住時の年代
40代
家族構成
夫婦と子供
移住スタイル
Iターン