INTERVIEW百色移住インタビュー

田舎すぎず都会すぎず、自然と共存できる場所

うえのるみこさん

東日本大震災をきっかけに田舎暮らしの夢を実現

移住のきっかけは東日本大震災。「千葉市のベイタウンの住まいが液状化の被害を受け、移住を考えるようになりました」東京出身のうえのさんは、元々田舎暮らしが夢だったという。愛媛に移住した友人の話や、松山に旅行した際、地元の人と交流するようになり、松山への移住を決意した。

うえのさんの松山の住まいは、中心部から車で約20分離れた高台にあり、自宅からは遠くに伊予灘の美しい海も見渡せる。

「わが家は薪ストーブの暖炉で暖をとっています。近くに薪拾いに行っては庭で薪割り。薪の着火剤には拾ってきた“松ぼっくり”を使うんですよ」と語るうえのさん。

「松山は不便のないコンパクトでバランスのとれた街です。食べ物が美味しく、海も山も温泉もあります。台風などの自然災害も少ないので、安心して穏やかに暮らせます。震災が移住のきっかけだった私にとって、安心して暮らせる事も松山の大きな魅力です」

常に変化を恐れず、前向きに行動してきたうえのさん。松山は、田舎すぎず都会すぎず自然と共存できる場所だという。「松山に来て、空を見つめることが多くなりました。私の1日は空を見ることから始まるんですよ。空がとても近く感じますね」

野菜のおいしさに感動!リフレッシュはカフェめぐり

料理関係の仕事をしていたうえのさん。松山に移り住んで、野菜のおいしさに驚いたという。

「千葉に住んでいた時から、食材にこだわっていましたが、全く違うと感じました。新鮮でみずみずしくて、野菜が持つ本来の味に出合った感じ。海の幸も美味で、食事がとてもおいしい」と笑顔で話す。

 

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愛媛県産素材で作った梅酒・レモン酒・かりん酒や畑で収穫したさつまいもと干し柿ときくいも

 

庭の家庭菜園でも野菜を作っており、今ではうえのさんが自宅で育てた野菜を首都圏の友人が購入してくれるようになった。「移住前は料理教室も開いていたので、松山でも今後ぜひ料理教室を開きたい」と意欲的だ。

うえのさんの趣味の一つがお気に入りのカフェめぐり。「松山はカフェが多く、カフェ文化が発達していますね。ブログの文章をまとめるとき、お気に入りのカフェに行きます。魅力あるカフェがたくさんあって、週に2、3回は通っています」

さらに体が疲れた時には温泉へも足を運ぶ。うえのさんの自宅から道後温泉まで車で10分ほどの近さ。自然の恵みを生かす丁寧な生活を通して、心豊かな松山暮らしを楽しんでいる。

 

愛媛県産の食材を使った手づくりジャム(梅・カリン・イチジクの3種)と一緒に味わう朝食

松山暮らしの本音を教えて

Q 移住者へのアドバイスは?

松山は海も山も近く、本当にコンパクトにできています。不便を感じた事はありません。都会の暮らしとは違うので、物の見方を変えて人生を豊かに生きる工夫をしていく事が大切ですね。また、私たちは夫婦で移住しましたが、千葉の子どもたちとも頻繁に行き来があり、孫は田舎ができたと喜んでいます。松山は都会へのアクセスも良いので、移住後も子どもや長年交流のある友人と変わらずに親交を深める事ができますよ。

Q 松山を選んだワケは?

友人が愛媛に移住していたことと数回訪れた松山の印象がよかったから。

Q お気に入りの場所は?

カフェや温泉、道後の足湯です。

 

うえのるみこさん

東京都出身。移住は2011年8月。 千葉から夫婦で松山へ移り住む。

移住時の年代
50代
家族構成
夫婦
移住スタイル
Iターン
移住時の年代
50代
家族構成
夫婦
移住スタイル
Iターン