移住者インタビュー
INTERVIEW百色移住インタビュー
趣味の温泉と海がある穏やかな松山で、働く人を癒す鍼灸院を開業
結婚後は穏やかに過ごしたい
松山市の三津浜エリアに2024年5月にオープンした鍼灸サロン「はりきゅうcalm」。オーナー夫婦の月村研太さんと麻美さんは、「穏やかに過ごせるまちに移住したい」という夢をかなえる場所として、温泉と海がある松山市を選んだ。松山の静かな海と暮らしに魅了され、お客さんにもその穏やかさを感じてほしいという思いで、松山暮らしをスタートしたばかりだ。
移住と鍼灸院開業の相談のため松山市に1年間で5回も訪問
月村さんご夫婦が松山市に移住したのは2024年4月のこと。きっかけは、新婚旅行で松山市を訪れたことだった。もともと会社員だった二人は、健康に寄り添う医療の仕事に就きたいと、働きながら資格が取れる鍼灸師専門学校に通っていた。鍼灸師の資格取得が決まり、結婚後、鍼灸院の開業と首都圏外への移住を考え始めた。
最も重視したのは、ロケーション。週1回通う趣味の温泉や海が近くにあり、自分らしく暮らせる街を探しはじめた。新婚旅行では「行きたい場所」ではなく「住みたい場所」として、2023年3月に温泉と海がある松山市を訪れた。松山市を移住先として意識するようになった二人は、松山市が主催する「オーダーメイド型移住体感ツアー」に参加。鍼灸院開業に向けて不動産会社と相談を重ね、1年間で5回も松山市を訪れながら、着実に準備を進めた。
生活・仕事の両面で、松山は最高のロケーション
松山市を移住先として選んだもうひとつの理由は、人口と働く人が多い場所に鍼灸院を構えたかったからだ。「社会で働く多くの人に寄り添い、癒しを与えられる鍼灸師になりたい」という思いは、会社員の経験を持つ二人ならでは。50万都市である松山市に魅力を感じたことが、移住の決め手となった。
店舗に選んだ場所は、レトロな商店街に移住者の店が点在する港町「三津浜」。最初は自宅とは別に店舗を構える予定だったが、不動産会社に紹介された物件は、海に近く、市街地へのアクセスも良好。二人が理想としていた広すぎず、お客さんひとり一人に寄り添える内装だったため、住居兼鍼灸院として「はりきゅうcalm」の場所に決めた。「生活面でも仕事面でも何不自由なく、松山での暮らしに満足している」と、研太さんから笑顔がこぼれる。
移住してからは、やってみたかったDIYにチャレンジ。休日には引っ越したばかりの家のDIYを楽しむなど、夫婦で楽しく、新しい生活を満喫している。
穏やかに暮らす、穏やかさを届ける、松山での新しい暮らし
月村さんご夫婦にとって、店名の「calm(穏やか)」という言葉は、移住生活全体を象徴する大切なキーワード。二人が好きな瀬戸内海の凪のように、静かで安らかな暮らしを大切にしながら、鍼灸院を利用するお客さんにも穏やかになってほしいという思いが込められている。
「この穏やかな暮らしは、大義名分がなくても気軽に始められる。松山は自分の思い描く生活を実現できる場所としてぴったり。そういった思いを移住で迷っている人に伝えたい」と研太さんは穏やかに語る。
松山暮らしの本音を教えて
Q お気に入りの場所は?
北条の海とゆっくりできる温泉施設。最近は一日中のんびりできて、温泉のバリエーションが豊富な宿泊できる温泉を見つけて、二人で足繁く通っています。
Q 移住者へのアドバイスは?
松山市の移住体感ツアーに参加することをおすすめします。移住やお店の開業に向けた準備で「こんなところまで手伝ってくれるんだ!」と思うほど、親身に対応してくれました。
Q びっくりしたことは?
最近二人でのんびり1日中過ごせる温泉通いにはまっていますが、東京だったらあり得ないコストパフォーマンスに驚いています。
月村研太さん・麻美さん
埼玉県出身の研太さんと静岡県出身の麻美さんは、穏やかな海の街で自分らしく暮らしていこうと結婚後松山へ移住。移住者も多い港町「三津浜」で、鍼灸サロン「はりきゅうcalm」を営む。
- 移住時の年代
- 30代
- 家族構成
- 夫婦
- 移住スタイル
- Iターン
- 移住時の年代
- 30代
- 家族構成
- 夫婦
- 移住スタイル
- Iターン