移住者インタビュー
INTERVIEW百色移住インタビュー
家族のことが⼀番⼤事。⼦育てに最適な松⼭で転勤族から卒業し「トトトパン」を開業
⼤⼿ベーカリーチェーンに勤めていた転勤族の影林さんが、松⼭で暮らし始めたのは2011年。転勤当初は⼀時的だと思っていた松⼭での暮らしが気に⼊り、2018年に独⽴してパン屋を開業。「⼦育てファースト」をモットーに家族と過ごす時間を⼤切にしている。
⼦どもを幸せにする仕事に就きたい。パン職⼈になり松⼭へ赴任
学⽣時代は「⼦どもを幸せにする仕事に就きたい」と考えていた。ある⽇、ルームシェアをしていた友⼈にパンを焼いたところ⼤好評。喜んでくれる顔が忘れられず「パンを焼く仕事もいいな」と、卒業後は⼤⼿ベーカリーチェーンに就職。⼤阪でパン職⼈としての第⼀歩を踏み出した。
⼤阪での勤務が7年⽬を迎えた頃、松⼭への転勤が決まり、妻と3歳の⼦どもと⼀緒に松⼭へ赴任。パンの製造はもちろん、店⻑として経営についても学び、⽇々忙しく働いた。「⼦どもが起きるより早く家を出て、帰宅すると⼦どもはもう寝てしまっている。もっと⼦どもと⼀緒に過ごしたいという思いが募っていきました」と当時を振り返る。松⼭への定住を決めたのは、2017年に持ち上がった転勤の話がきっかけだった。
⼦どもと離れてしまう単⾝赴任はイヤ。転勤話を機に開業を決意
会社員として勤め続けると、全国各地への転勤は避けられない。家を建てることや、⼦どもの学校のことを考えると、今後は単⾝赴任になってしまう可能性がとても⾼かった。「⼦どもと離れて暮らすなんて考えられない!」と影林さんは思い悩んだ。そんな時、愛媛で移住関係の仕事をしている友⼈から、「起業しないか」と声をかけられた。
「いつかは⾃分の店を持ちたい」と思っていた影林さん。パン屋を開業した⼈の経験談や起業セミナーへの参加など情報を収集するうち、独⽴の夢が現実味を帯びてきた。調べてみるとバックアップ体制も整っていたため、松⼭での起業を決意。夫婦ともに⼤阪出⾝だが、⾃然に触れる機会が多くのびのびと⼦育てができる松⼭で、家族と⼀緒に暮らし続けることを決めた。
起業で⽣まれた⼼のゆとりと家族との時間
転勤の話が持ち上がった翌年には、それまで培ったパン職⼈の腕を⽣かし「トトトパン」をオープン。店名は⼦どもたちが影林さんのことを「トト(お⽗さん)」と呼んでいたことにちなんでいる。看板のパンのイラストは影林さんの⼦どもが描いた絵で、スタイリッシュな店内には⼦どもへの愛情がそこここに隠れている。会社員の時と違って時間にも気持ちにもゆとりが⽣まれ、⼦どもと過ごす時間も増えた。毎⽇⼦どもにたっぷりの愛情を注げるようになった影林さんは「家族と離れることなく仕事に打ち込め、⼼⾝ともに安定した毎⽇を送っています」と笑顔で話す。
幼稚園を通して広がった友⼈の和。お節介も「ちょうどいい、加減」
そんな「⼦育てファースト」な影林さんは、松⼭への赴任後、さらに2⼈の⼦どもに恵まれ、今では3⼈の⼦どものお⽗さん。のびのびと⼦育てしたいと選んだのは、市の中⼼部にある⽊々に囲まれた幼稚園だ。「都会ではみられないほど緑が豊か。10年に渡って3⼈がお世話になりました。⼦育て⽅針はもちろん、⾃分と波⻑が合うかどうかも⼤切なポイント。可能であれば、ぜひ現地で⾒学を」と話す。
幼稚園ではたくさんの友⼈にも恵まれた。「幼稚園を通してたくさんの友⼈ができました。いい意味でお節介焼きな友⼈に恵まれ、起業や⼦育てなど、さまざまな場⾯で親戚のように親⾝になって助けてくれました」と影林さん。⼈との距離の近さが、影林さんにとって松⼭の魅⼒だという。松⼭で⼦どもたちがのびのびと育ってくれていることが、影林さんのかけがえのない宝物となっている。
松山暮らしの本音を教えて
Q お気に入りの場所は?
松⼭総合公園。⼩⾼い⼭になっているので、ちょっとしたハイキング気分が味わえます。運動がてら、⼦どもと⼀緒に散歩していると「幸せだな〜」と感じます。産直市の「太陽市(おひさまいち)」も、新鮮な野菜の充実ぶりとお⼿頃価格が気に⼊っています。
Q 移住者へのアドバイスは?
旅⾏でもよいので、何度か訪れて現実をしっかり⾒極めて。松⼭は幼稚園が多くて⼦育てしやすい印象を受けました。幼児教育・保育の無償化など、⼦育て⽣活を助けてくれる最新の情報をしっかりチェックしましょう。
Q 松⼭を選んだわけは?
⽥舎じゃないのに、⾃然が近い。⾞で30分も⾛れば、海・⼭・川と、豊かな⾃然の中で⼦どもを遊ばせることができる。移動に時間がかからない分、現地でたっぷりと過ごすことができ、のびのび⼦育てにはぴったり。
影林憲治さん
⼤阪出⾝。⼤⼿ベーカリーチェーン勤務時、松⼭へ赴 任。転勤の話を機に松⼭への定住を決意し、住宅街に⼩ さなパン屋「トトトパン」を開業。確かなパン作りの技 にファンも多い、3⼈の⼦どものパパ。
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