移住者インタビュー
INTERVIEW百色移住インタビュー
あたたかい気候、温泉、人に囲まれのびのびと子育てを楽しむ
愛媛の美味しいものに魅力を感じて移住を快諾
二人が出会って4カ月、プロポーズと同時に移住の話を持ちかけられた。結婚したら故郷の愛媛で生活したいと思っていた浩章さんだが、移住後の仕事が決まっているわけではなかった。ちょっと考えさせてほしいと答えた信奈子さん。
「愛媛ってどんなところかイメージしてみたんです。みかんと鯛(たい)がパッと浮かびました。鰤(ぶり)も有名ですよね。美味しいものがたくさんあっていいなぁと思って」なんと、話が出てから5分後には了承したと言う。
これで結婚と移住に向けまっしぐらと思いきや、信奈子さんのお父様が猛反対。「これまで大事に育てた娘を四国にはやれない、絶対に許さない」と頑なだった。「関西へのアクセスが良いことなど、松山の魅力を懸命に伝えて説得しました。反対を押し切っての結婚でしたが、今ではすっかり忘れているみたいで(笑)。孫のこともかわいがってくれています」と信奈子さん。
里帰りしない初出産に職場の理解で立ち合えた
初めての出産も松山で迎えた。周囲からは「初産で里帰りしないなんて」と言われたが、何よりも浩章さんがいる松山で産みたかったのだ。その思いに浩章さんは、「理解のある職場で、妻の予定日の頃は、シフトをすぐに変えられるように工夫してくれたんです。おかげで実際に産まれた時、そばにいることができました。その瞬間は涙が止まらなかったです」と歓喜の瞬間を振り返る。浩章さんの職場と病院は自転車で8分の近さ。出産後も毎日通って、親子水入らずの時間を満喫した。
出勤前にミルクタイムの幸せ 夫婦仲もとても円満
関西で暮らしていた頃は、浩章さんは週に1日のお休みしかなかった。それが今では、週2日に増え、まとまった休みがとれることもある。
「通勤にかかる時間が短いため、朝は夫が子どもにミルクを飲ませてから出勤するのが日課です。子育てに積極的に参加してくれるので助かっています」と信奈子さん。温泉が好きな信奈子さんは、子どもを浩章さんに任せて、道後温泉の外湯・椿の湯で羽を伸ばすこともあるのだとか。
「子育てが一段落したら、結婚前の食品を扱う仕事の経験を生かして、松山のおいしい物を出身地の関西にもっと広めたい」と夢を語る信奈子さん。一方、調理師の浩章さんは、「自分のお店を持つのが将来の夢」だそうだ。夫婦それぞれの目標に向けて、永住すると決めた松山での生活はますます充実しそうだ。
松山暮らしの本音を教えて
Q 移住者へのアドバイスは?
住む場所によるとは思いますが、買い物は徒歩、遠出するにも電車やバスで移動できるので、私達は車を手放しました。四国は車がないと不便と思っている方には、お城下暮らしがおすすめです。
Q びっくりしたことは?
「紅まどんな」をはじめ、かんきつ類の種類の豊富さに驚きました。今まで見たことのない、県外ではあまり流通していないような希少な品種も食べられるので、とても得した気分です。
Q お気に入りの場所は?
大街道にある松山市まちなか子育て・市民交流センター「てくるん」がお気に入りです。赤ちゃん向けイベントのほか、日曜・祝日に「一時預かり」もあるので、夫婦で食事に行くときに利用したいと計画中です。
菊川さん一家
夫 浩章さん(今治市出身)、妻 信奈子さん(大阪市出身)、長男・創一朗君。結婚を機に兵庫県神戸市から移り住む。
- 移住時の年代
- 30代
- 家族構成
- 夫婦と子供
- 移住スタイル
- 夫・嫁・孫ターン
- 移住時の年代
- 30代
- 家族構成
- 夫婦と子供
- 移住スタイル
- 夫・嫁・孫ターン